株式会社とっと スタッフ山﨑です。
先日社長桜井がFMながおかの「長岡人の輪・地域の輪」に出演させていただき、日本人にとっての「祭」の意味と「絆」について語らせていただきました。
まず「冠婚葬祭」という言葉について、冠は弱冠で成人の儀式の意、婚は婚礼、葬は父母の弔い、祭は先祖をまつること。つまり人が一生で経験する四つの儀礼。これは5月22日の新潟日報に掲載されていました。
つまり日本人にとっての祭りとはフェスティバルではありません。先祖を祀り、先祖に感謝し、祈りをささげる・・・これが日本の祭りのあり方でした。
しかし、今その「あり方」が変わりつつあります。桜井はそのターニングポイントとなった出来事が「個人情報保護法」だったのではないかと考えています。
現在「個人情報ですので」の一言で名前や家族構成を承諾なしに町内会名簿にも載せられません。個人の背景を消し去る行為は人と人とのつながりを希薄にし、孤立や断絶を助長しているようにも思えます。
少しずつ日本の風景が変わり始め、つながりを持たない個人が増殖しているようです。
そして2011年の震災後、盛んに叫ばれたのが「絆」。
桜井が執筆したエッセイ集に「ふるさと風やさしく」には「絆」についてのこんな一文があります。
“私の父は軍隊あがりでした。陸軍であったせいもあり、馬をこよなく愛していました。
かなり私が大きくなってからも、馬によく乗せ、小気味よく馬の背で手綱をひいて馬を右に左に方向を変えます。父のひげが私の頭にあたりゴリゴリと音がします。
馬から下りると綱の先を私に持たせ、「いいか馬は『ド』を見るからな、しっかりもって離しちゃならないぞ、きずなだしっかり持っていれ」
馬の背では「たずな」だった綱は馬から下りると「きずな」となった、離しちゃいけないと云う。そう、いつも手を繋ぎはなれてはいけない、何が起きるかわからない厳しいところに私たちは住んでいます。“
私達「とっと」の「と」はすべてを結ぶ言葉です。
ご先祖さま と あなた と わたし と みんな と 地域。
とっと とっと とつながって・・・
お仏壇やお墓、お祭り用品や地域の活動を通して皆様を結ぶお手伝いをこれからもさせて頂きたいと思います。
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