2019年5月31日金曜日

祭りと絆


株式会社とっと スタッフ山﨑です。

先日社長桜井がFMながおかの「長岡人の輪・地域の輪」に出演させていただき、日本人にとっての「祭」の意味と「絆」について語らせていただきました。



まず「冠婚葬祭」という言葉について、冠は弱冠で成人の儀式の意、婚は婚礼、葬は父母の弔い、祭は先祖をまつること。つまり人が一生で経験する四つの儀礼。これは522日の新潟日報に掲載されていました。
つまり日本人にとっての祭りとはフェスティバルではありません。先祖を祀り、先祖に感謝し、祈りをささげる・・・これが日本の祭りのあり方でした。

しかし、今その「あり方」が変わりつつあります。桜井はそのターニングポイントとなった出来事が「個人情報保護法」だったのではないかと考えています。
現在「個人情報ですので」の一言で名前や家族構成を承諾なしに町内会名簿にも載せられません。個人の背景を消し去る行為は人と人とのつながりを希薄にし、孤立や断絶を助長しているようにも思えます。
少しずつ日本の風景が変わり始め、つながりを持たない個人が増殖しているようです。

そして2011年の震災後、盛んに叫ばれたのが「絆」。
桜井が執筆したエッセイ集に「ふるさと風やさしく」には「絆」についてのこんな一文があります。

“私の父は軍隊あがりでした。陸軍であったせいもあり、馬をこよなく愛していました。

かなり私が大きくなってからも、馬によく乗せ、小気味よく馬の背で手綱をひいて馬を右に左に方向を変えます。父のひげが私の頭にあたりゴリゴリと音がします。

馬から下りると綱の先を私に持たせ、「いいか馬は『ド』を見るからな、しっかりもって離しちゃならないぞ、きずなだしっかり持っていれ」

馬の背では「たずな」だった綱は馬から下りると「きずな」となった、離しちゃいけないと云う。そう、いつも手を繋ぎはなれてはいけない、何が起きるかわからない厳しいところに私たちは住んでいます。“



私達「とっと」の「と」はすべてを結ぶ言葉です。
ご先祖さま と あなた と わたし と みんな と 地域。
とっと とっと とつながって・・・
お仏壇やお墓、お祭り用品や地域の活動を通して皆様を結ぶお手伝いをこれからもさせて頂きたいと思います。







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 仏壇・墓石・お祭り用品 株式会社 とっと
新潟県長岡市三和1丁目3-40  
TEL0258-30-1350

2019年5月30日木曜日

100歳悠久山と長岡市栖吉小学校の皆さん


株式会社とっと スタッフ山﨑です。

毎朝長岡・悠久山公園でラジオ体操を励行している「とっと」社長・桜井。

ラジオ体操は公園の東屋で行われますが、そこに貼ってある素敵なポスターを以前ご紹介したことがございます。





「お山」を大事に想う子供達の素直な心が伝わってまいります。
そして、今回思いがけないところで、ポスターを書いてくれた生徒さん達とお会いすることができました。

525日に長岡大学で開かれた悠久山フォーラム。長岡市民にとって「心のふるさと」ともいえる悠久山に心をよせる多くの方々が集い、これからの「お山」のあり方を話し合いました。

そこに栖吉小学校の皆さんも元気よく登壇。100歳を迎える悠久山へ未来を担う皆さんから元気いっぱいのメッセージが贈られました。

 
発表後、栖吉小学校の皆さんとの記念撮影。元気をいただきました!
100年前長岡の経済人らの「令終会」によって生まれた悠久山。そこは長岡人の気概や誇りの象徴といえるものでした。公園内にある多くの石碑は、先人達の偉業を伝えるだけでなく、今の私達の生き方を問いかけているようにも思えます。

「お山」がこれからの百年も長岡人の背骨であり続けられるよう願ってやみません。











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2019年5月19日日曜日

井上井月(いのうえせいげつ)をご存知ですか?

株式会社とっと スタッフ山﨑です。

井上井月(いのうえせいげつ)は旧長岡藩にうまれ、長年放浪し、多くの名句を詠んだ漂泊の俳人。信州伊那谷を中心に活動し、その作品は後世の芥川龍之介、種田山頭火、つげ義春らに影響をあたえたそうです。

菜の花の小径を行くや旅役者

降るとまで人には見せて花曇

柳から出てゆく船の早さかな

船を呼ぶこえは流れて揚雲雀(あげひばり)


井月は生前句集を残していませんでしたが、井月を慕う伊那谷出身の医師下鳥勲によりまとめられ、「井月の句集」として出版されたという経緯があります。
巻頭を高浜虚子の句が飾り、芥川龍之介も文章を寄せています。
長岡では知る人ぞ知る井月ですが、伊那谷市では今も愛され「井月顕彰会」等で井月の足跡や作品の紹介が行われています。
長岡市柿町 広西寺様に佇む 井月の句碑
「朝霧のままで手向けん蓮の花」
井月の酒好きは有名で、口癖は「千両、千両」。ご機嫌の時、感動や感謝を込めて連発していた言葉だそうです。・・・漂泊の俳人と言うよりは、陽気なおじさんだったのでは?

長岡市にも柿町の広西寺様にある井月の句碑をはじめ、いくつか井月のなごりが残っております。お休みの日はお散歩がてら足跡をたどってみてはいかがでしょう。




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2019年5月7日火曜日

長岡仏教会・令和元年花まつり

株式会社とっと スタッフ山﨑です。
5月5日は「子供の日」。長岡市ではこの日、お釈迦様の誕生日をお祝いする「花まつり」が長岡市仏教会様により毎年開催されます。

本来お釈迦様の誕生日は4月8日ですが、長岡では「花まつり稚児子育て法要」としてお釈迦様の誕生と子供たちの健やかな成長を祈る行事として祝日である5月5日に毎年催されております。もちろん「とっと」も皆様のお手伝いをさせて頂きました。

まず稚児行列に参加するお化粧と衣装の着付け。可愛らしいお稚児様が次々と仕上がってゆきます。

お父様、お母様はインスタ映えするわが子の撮影に余念がありません。撮影慣れした近頃のお稚児様はスマホを向けられると反射的にポーズをとっています。
SNSと共に育っていくであろう令和の子供たち!すごすぎます。

変わらないのは男の子達。白塗りされたお互いの顔を見て「バカ殿だぁ!」と受けまくっておりました。(志村けん偉大。バカ殿は永遠です。)


さて、本番。歩行者天国となった大手通を長岡仏教会の皆様とお稚児さん達の行列が典雅な笛太鼓の音と共に練り歩きます。

お釈迦様に甘茶をかけて・・・「甘露の雨」を再現します。
令和元年の花まつり、きっと皆さまにとりまして忘れられない思い出になった事でしょう。


さてさて、最後にこちらもインスタ映えする幟旗飾りのご紹介。こちらは「とっと」に遊びに来て下さるお客様よりお借りした手作りの幟旗飾りです。
大きさをわかっていただくためにペンを手前に置いてみました。

色とりどりの吹き流しと精密にできたひょうたんや風車・・・作者の方のお優しい気持ちとお人柄まで伝わってくる逸品です。
「とっと」ではお客様にお茶を飲みながら鑑賞していただいております。5月のさわやかな風に誘われて、三和の「とっと」にも足を延ばしてくださいませ。
おいしい「お茶」とおしゃべりでお待ち申しております。



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