機那サフラン酒をご存じですか? 長岡摂田屋で明治時代から薬として作られ一世を風靡した薬用酒です。
機那サフラン酒にはその昔大きな看板が飾られていました。しかし時代を経て看板は撤去され、ばらばらにされておりました。
長岡摂田屋の象徴でもあったその看板の修復に「摂田屋まちおこしの会」のご縁で、弊社会長桜井が尽力させていただき、看板はもとの姿を取り戻しました。
そのエピソードを長岡造形大学の方々が絵本にしてくださいました。
タイトルは「大看板に戻った力士」
-絵本のあとがきより-
「力士」のモデルは、機那サフラン酒大看の枠下にいる、木彫りの力士像です。
あまりの大看板のため見上げると人目に触れることのなかった「力士」は、平成二十三年の大修理の際は当初行方不明でした。しかし修復が完成し、いよいよお披露目になったときに、ひょっこり戻ってきたのです。
サフラン酒大看板は摂田屋に戻そうと活動したNPO法人「醸造の町摂田屋町おこしの会」が買い戻した形になっています。そのため、あえて看板の中心は「カラ」になっています。「力士「」と「カラ」をモチーフに、長岡の人たちの様々なストーリーが人の数だけ展開できるのではないでしょうか。
今回は「力士」の里帰りに尽力された桜井カツエさんを、冒頭大看板を見上げていた妊婦のモデルとして構成しました。
若き日の桜井をモデルとしたページ。↓
昭和日本の思い出でがいっぱいの機那サフラン酒。
「ふるさとの大切な歴史を、想いを次世代に残すお手伝いをできた・・・」桜井がしみじみ語っておりました。
アオーレに飾られた大看板